#5
日本の安全保障を影から支える政府要人のひとり。内閣情報官。
国民の生命、財産、権利を守るためには、
合法も非合法も関係なく、最善の手立てを即時遂行する冷徹・怜悧な人物。
国連のエージェントであったマリアのS.O.N.G.編入をスムーズなものとする他、
政府保有の重要機密であるシンフォギアシステムにエルフナインを接触させるなど、
本来であればなかなか難しいことを簡単に実行できるのは、
彼の後ろ盾によるところが大きい。
その繊細かつ剛腕な手法は、時に静かに燃える炎にも喩えられる。
翼の父にして、弦十郎の兄でもあるが、
その関係性は一筋縄ではいかぬ雰囲気を醸している。
#9
八紘もまた、穢れた風鳴の血の被害者である。
娘の出生時に八紘は、
憎悪にも似た複雑な感情をいだくが、それでも娘に「翼」と名付ける。
人の道に外れてなお、
国防を最優先と唱える父・訃堂への叛逆として、
風鳴の因習に囚われない自由を意味する名前を娘に贈ったのは、
不器用ながらも娘の幸せを願う父親としての想いからであった。
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