1期
*1
研究目的のため、アメリカより譲渡された完全聖遺物。
謎めいた金髪の女性「フィーネ」が保有しているため、
日本政府の管理外にあり、ナンバリングはされていない。
雪音クリスの歌によってすでに起動しているのだが、
その事実をアメリカは知らされていない。
特長は、ノイズの任意発生と制御機能である。
フィーネ自身の力で、
杖の力を使わずとも指定したポイントにノイズを発生させる事ができるのだが、
その制御までは不可能であり、
これまではただ暴れるに任せただけ、まさに災害としてのノイズ運用であった。
だが、ソロモンの杖に備わった72種類のコマンドを組み合わせることにより、
複雑で精緻なコントロールを可能とするばかりか、
目的に応じた自律行動をプログラムできるなど、
戦術の一環として、より組織的にノイズをコントロールすることを実現している。
ソロモンの杖によってノイズが操られるという事実は、
認定特異災害であるノイズと、
聖遺物(あるいは聖遺物を生み出した先史文明)との間に
何らかの関係がある証左とも考えられる。
2期
*2
かつて、米国政府がフィーネに譲渡した完全聖遺物。
雪音クリスの歌声によって励起した経緯がある。
シンフォギア装者とフィーネが死闘を繰り広げた、
東京番外地・特別指定封鎖区域(通称カ・ディンギル址地)より回収された後、
日本政府の管理下におかれ、
「サクリストS」のコードネームが振られている。
米国連邦聖遺物研究機関(FIS)と共同で研究が行われる事が決定し、
特別輸送列車にて岩国の米軍基地に搬送されるのだが、
到着直後、基地内に発生したノイズの集団が引き起こした混乱の中で紛失する。
その機能は、バビロニアの宝物庫の扉を開き、ノイズを任意発生させることと、
72種類のコマンドを組み合わせることによって、
複雑で精緻なコントロールを可能とすることである。
一度、起動した後は、
常人でも制限を受けずに行使できるのが完全聖遺物の特徴であり、
ソロモンの杖もまた、例外ではない。
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